2007年07月13日更新
ひとたび起業したならば、変化の激しいIT業界で生き残っていくためにも、IT業界全体の変化を注視しなければならない。中田さんは、IT業界の今後をどう見ているのだろうか。
「新聞などによると、IT業界に限らずいろいろな業界に人材不足が広がっているようです。そしてそれらも影響して、さらにオフ・ショアの利用などによるITに対する投資額の削減が起こっています。これはIT業界にとって大きな転換期であることは事実ですが、私は悲観も楽観もしていません。こういった状況を私は生態史観などで言うところの“棲み分け”がより鮮明になっているのだと思うのです」
では、そのようなの動向の中で、中田さんは業界をどのように生き抜けると考えているのだろうか。
「業界の変革期の中で私どものような小さな会社を継続させていくには、個別の技術ではなく技術を学ぶ技術、つまりメタ技術的なものが重要だと思います。そのメタ技術のフォローする範囲は、たとえば新しい技術の情報をどのように入手するのか? といったことや、その技術を吸収するためのプランやコストの立て方、逆に古くなった技術の廃棄の仕方などです。技術をミクロな視点で捉えるのではなく、マクロで見て、どういうことが重要なのか考えてみるといいのではないでしょうか。これは会社経営にも通じることだと思うのです」