2006年07月14日更新
一般的なパソコン利用者は「interface(インターフェイス)」と聞くと、ソフトウェアのボタンやウィンドウなどを連想しがちだ。しかし、そうした解釈が時として、ユーザーとエンジニアの会話の障害になっている。IT業界では以下の3つの意味でinterfaceが使われるからだ。
user interfaceとは、ユーザーが情報を入力したり、コンピュータがユーザーに情報を表示したりといった“人と機器を繋ぐ存在”のこと。ボタンやウィンドウなどマウス操作できる「GUI=Graphical User Interface(グラフィカルユーザーインターフェイス)」も、user interfaceの1つである。
software interfaceとは“ソフトウェアとソフトウェアを繋ぐ存在”のことで、狭義的にはあるソフトウェアが別のソフトウェアの機能を利用するための仕組みである「API(Application Program Interface:アプリケーションプログラムインターフェイス)」を指している。たとえば、VBA(マクロ)によって作成されたプログラムがExcelの機能を利用する仕組みも、software interfaceであるAPIを利用している。
そして、hardware interfaceとは“機器と機器を接続する存在”のことで、USBポートといった接続部やケーブル類などが含まれる。
なぜIT業界には、こんなにも多くのinterface(「I/F」と記すこともある)が存在するのか。それを知るためにも「リーダーズ英和辞典」(研究社)で調べてみた。
つまり、interfaceとは“何かと何かを繋ぐ存在”全般のこと。IT業界で言えば、さきに紹介したGUIやAPIはもちろん、マウスやキーボード、ケーブル類、モニターの画面も、すべてinterfaceなのだ。
人と人は、言葉を交わすことでお互いの意思を理解し合う。一方、コンピュータを含む電子機器は、すべてを電気信号でしか理解できない。そこで、人間の意思を電気信号に変えたり、逆に機器が算出した情報を人間に伝える「触れ合う面」として、数々のinterfaceが必要になるわけだ。
そんなinterfaceの概念を理解することは、コンピュータとは何かを理解し、ユーザーとエンジニア間のスムーズな会話に通じることと言えよう。
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Illustration:Aiko Yamamoto