2007年07月26日更新
家電製品や電子機器などには、動作を制御するためのソフトウェアが組み込まれている。その開発を担う組み込み系エンジニア職は、ユーザーが日常的に使用している製品開発の一端を担えるため、作る喜びも大きい職種といえる。主にメーカーで必要とされている人材であるが、転職するにはどういった道筋があるのか。また業界の状況はどうか。キャリアデザインセンター・人材紹介事業部の板高昌宏さんに聞いた。
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キャリアデザインセンター
人材紹介事業部
クライアントサービス部 課長
板高昌宏さん
快晴
組み込み系ソフトウェアのエンジニアは、常に人が足りない状況なので、求人需要は高いと言っていいでしょう。採用条件がシビアな職業であるため、企業は応募者の大半は採用に至らないだろうという観測のもと、常時募集をかけています。パソコンソフトと違った独特のプログラムを行なうため、メーカーではエンジニア教育の設備を強化したり、オフショアを活用したりする動きが続いてもいます。
ここのところ、自動車関連業界でのエンジニアの需要がとても高まっています。というのも、現代の自動車はほとんどの制御を電子機器に任せていて、その傾向が急加速しているからです。代表的なのがトヨタのレクサスで、ほぼすべての機能が電子制御されています。自動車の電子・電装強化の動きは全メーカーに波及していて、電子機器をメーカーに納入しているサプライヤーや子会社も開発を活発に行なっています。
また、周辺の電子機器では、搭載が標準化しつつあるカーナビの組み込み系エンジニアの求人も急伸しています。グラフィックのクオリティ向上や地上デジタル放送への対応、地図情報との連携など、パソコン同様の性能が要求されてきているため、ソフト開発が盛んに行なわれているのです。自動車業種に求人のボリュームが厚いのは、こうした背景があるからです。
ほかに安定的な求人のニーズがあるのは、リコー、エプソン、キヤノンなどの複合機業界です。いまの複合機はネットワーク接続やPDFファイルの作成など、オフィスソリューション機器としての機能を充実させているため、内蔵される組み込みソフトが増えているからです。
また重工業系でも、組み込み系エンジニアの求人が盛んですね。これは鉄道車両、建機、産業機器などが、アジア地域への輸出が活発であることがバックグラウンドにあります。