2007年06月14日更新
■正解と解説
この例題を解く前提として、一貫性バックアップと非一貫性バックアップがあることを知っている必要があります。
一貫性バックアップは、クローズドバックアップとも呼ばれ、インスタンス(注1)を停止した状態(誰も書き込みができない状態)で行なわれるので、バックアップの開始時と終了時に一貫性が保てることが特徴です。また、REDOログファイル(注2)の内容がすべて適応されているので、バックアップ終了後、すぐにオープンすることができます。
注1:インスタンス
データベースシステムのまとまりのこと。データベースを起動・停止する単位を表す。
注2:REDOログファイル
REDOログ・ファイルには、データベースに対するすべての変更情報を記録してある。データベースに障害が起きたとき、データ・ファイルを最新の状態に復元すために使用される。
一方、非一貫性バックアップはオープンバックアップとも呼ばれ、データベースをオープンした状態でバックアップを行ないます。そのため、データファイルに適用されていない変更が、オンラインREDOログファイルまたはアーカイブREDOログファイルに含まれている場合があります。したがって、リストア操作後にメディアリカバリ(注3)を行なう必要があるのが、非一貫性バックアップとなります。
注3:メディアリカバリ
データベースのデータは、ファイルとしてディスクに格納されている。ディスク障害などによってデータの格納されているデータファイルが消失してしまった場合に、故障が発生する直前の状態にデータを復旧することをメディアリカバリという。
つまりこの例題の正解は、b、c、dの3つとなります。
実際の試験でもこのような「正解をすべて選びなさい」という問題はよく出題されます。その際、選択ボタンをよく見ると、選択肢を1つ以上選択する場合はチェックボタン、1つだけ選択する場合はラジオボタンになっています。
さて、上の例題で大切なのは、一貫性バックアップという用語の背後に非一貫性バックアップがあることを知り、そのことについても知識を広げようとする意識を持つことです。先に述べたように、用語そのものの意味に加えて、その用語が持つ技術的な背景や使用されるデータベース管理の仕事全般へと次々に知識を広げていくことが、オラクル マスター資格受験合格につながります。そして、ひいてはデータベース管理者の仕事自体に必ず役に立つでしょう。
これからデータベース管理者を目指す人や、経験を積んでいるけれど資格はまだという人も、ブロンズの受験勉強はデータベース管理の仕事全体を俯瞰するよい機会になるはずです。資格は仕事に活かすためにあります。たとえ経験者であってもファーストステップであるブロンズの受験勉強を通して、得るものがたくさんあるはずです。
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