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2007年09月06日更新

半導体開発から大手セットメーカーSONYへ転職 最新技術トレンドを追うために

最新技術トレンドと追うための仕事術とは

 藤田さんが日常の仕事の中で心がけていることは、液晶ディスプレイ関連の企業に足を運ぶことだ。現物や工場の設備、製造の工程を見ることは、最適な液晶選びだけでなく、計画している液晶の仕様が実現可能かなどを判断する材料にもなるからだ。藤田さんは加えて、パネルの表面のガラスを作るメーカー、フイルムメーカー、LEDメーカー、導光板メーカーなど、液晶部材の関連企業にも行くと言う。藤田さんは、そのメリットについてこう話す。

「私の『液晶商品設計』という仕事において、大切なのは現在の技術トレンドや液晶の仕様をよく把握しておくことだと思っています。これは実際に作られている現場に足を運ばないとわからないものだと思います。それが、具体的にどのように役立つかと言うと、実際に開発現場を見て担当者の話を聞くことで、その会社の持つ特徴や力量が感じ取れることです。担当者と意思の疎通を図ることもできますし、発注した場合のリスクの想定などもできます。電話やメールだけだと通じにくいことも、フェイスtoフェイスなら通じることも多いと考えます。結果的に品質の向上や開発のスピードの向上につながります。また、困ったときに助けてくれたり、面倒な仕事のお願いを聞いてもらえるのは、そうやって直接顔を合わせているからこそでしょう」

 藤田さんのこうした仕事術は、自分が半導体メーカーにいたころ、セットメーカーの担当者と直接話す立場になく、手がけた半導体製品の仕様や開発意図が十分に伝わっていなかった経験が元になっている。この藤田さんのケースは、前職の経験を仕事術に変えて、現職に生かしているいい例だろう。

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