2007年03月08日更新
セキュリティへの関心が高まっている影響から、最近は漠然とセキュリティエンジニアを目指して入社試験を受ける人が増えているようです。しかし、そういう曖昧な志望動機では入社は望めません。どの分野のセキュリティに関する職種に就きたいのか──たとえば内部統制に関わりたいとか、侵入検知システムや指紋認証などを極めたいとか、セキュリティをもう一歩踏み込んで考えられる人を企業は求めています。
セキュリティエンジニアとして転職を果たすには、セキュリティに関する高いモラルや知識・技術が必要です。でも、それだけでは不十分。セキュリティをめぐる状況は、変化と進歩がとても激しいため、常に新しい技術や法律、出来事、トレンドなどをキャッチしようとアンテナを張りめぐらせ、先見性を磨いていく必要があります。そのためには、現状分析能力や柔軟な発想力、想像力も必要となることでしょう。また、的確に提案や問題提起ができるコミュニケーション能力も求められます。セキュリティエンジニアの仕事は、事前のリスクアセスメントにはじまり、セキュリティ施策の企画と提案、運用、そして運用後もアセスメントどおりに行なわれているかを監視したり教育したりと、長期にわたって人と深く関わる仕事だからです。
現在の職場でプライバシーマーク取得に尽力したり、ISMS(Information Security Management System)認定取得で大きな役割を果たしたりした人は、即戦力としての需要が高いです。セキュリティエンジニアの仕事は広範囲にわたりますが、1つの分野から隣接する技術がたんさんあります。1つの分野から仕事をはじめ、隣接する技術をどんどん習得していくことで魅力的な人材になれることでしょう。セキュリティエンジニアのキャリアパスは、アソシエイト→シニア→エグゼクティブというステップアップ以外にも、技術に特化したスペシャリストや企業内のCIO(最高情報責任者 / IT担当役員)などが考えられ、将来有望な職種であることは間違いありません。また、セキュリティが今後さらに注目されていくことも確実です。したがって、セキュリティエンジニアのニーズや地位もより高くなっていくでしょうね。
また、セキュリティエンジニアを目指すなら、国家資格である情報処理技術者試験 情報セキュリティアドミニストレータ(SU)を取得しておくといいでしょう。加えて、CompTIA Security+もあれば確実に有利です。そしてさらに上位職種を志すなら英語力があるといいでしょう。セキュリティの情報はアメリカが先端なので、英文の技術書を理解でき、海外の技術者とコミュニケーションが取れる程度の英語力があると好待遇が望めます。
1
2