2007年10月04日更新
これまでの話しで、IT業界におけるヘッドハンティングの現状はある程度、理解できただろう。では、自分がヘッドハンティングされるにはどうすればよいのだろうか。ひたすら声がかかるのを待つしかないのだろうか。
「当社は登録制ではありませんが、ヘッドハンティングを希望される方から、1日何十通と履歴書が送られてきます。すぐに理想の企業が見つかるということにはなりませんが、企業の依頼に合致する人材であれば紹介できるように、目を通しています。つまり、自ら行動を起こすこともできるということです。でも、現在、身を置いているポジションで実績を上げて、評判を高めることがスカウトの目に留まるよい方法でしょうね。具体的に言うと、メンバーを束ねて導くマネジメント力を身に着けて実績を上げるか、固有の技術を身に着けスペシャリストになることです。20代の方であれば、早い時期にマネジメントを経験するのがいいでしょう。また、マネージャー、コンサルタント、スペシャリストのうち何を目指すのか、ある程度、自分が進む方向を見据えながら行動していくのが望ましいと思います」
案件の紹介をお願いしてすぐに連絡がこなかったとしても、ひたすらチャンスを待つ。その間、自分の強み=スキルを伸ばす努力をすることが、いずれスカウトの目に留まることにつながるという。逆に、目先のよい条件の職場を求めて短いスパンで転職を繰り返していると、スカウトの目に留まる機会は少なくなるそうだ。また新さんは、周りの世界をよく見ることも大切だと付け加えた。自分の持っている技術がこれから先、価値があるのかどうか見つめ直すくらいの冷静さが大切だということだ。
「IT業界は移り変わりが激しいので、どの企業がどんな人材を求めているのか。情報集めをしてもいいと思います。そのためには私たちスカウトする側の者との接点を作り、日ごろからコミュニケーションを取り合うこともお勧めします」