テレビメーカー冬の陣の目玉「~リンク」機能に迫る ― 第4回
SDメモリーカードを使えば煩わしさとは無縁!
「ビエラにリンク!」で「見る」テレビから「使う」テレビへ
2007年11月27日 12時57分更新
煩わしさを解消するSDメモリーカードスロットでのリンク
── 続いてSDメモリーカードを使ったリンクについてお聞かせください
山口氏 SDメモリーカードによるリンクの場合、SDメモリーカードを挿入したあと、リモコンの「SDカード」ボタンを押します。すると画面上にSDカードの操作メニューが表示されますので、ここで写真を見たり、ビデオを見たりといった目的を選びます。ハイビジョンプラズマテレビ「PZ750」シリーズは、記録媒体にSDメモリーカードを採用したビデオカメラなどで撮影したハイビジョンビデオ映像のダイレクト再生(動画形式はAVCHD方式)に対応しています。
![]() | リモコンの「SDカード」ボタンを押すと表示するメニュー |
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| SDメモリーカードに保存された写真の一覧表示画面 |
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| 同じくビデオの一覧表示画面。「AVCHD」方式で保存されたハイビジョン動画も表示できる |
── 他社の場合、デジカメやデジカムのビデオはUSBやHDMIを使っていますが、SDカードにするメリットはあるのでしょうか?
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山口氏 はい。「なぜSDカードなのか?」は、明確です。例えば、家族旅行や運動会など、外でビデオを撮って帰宅したとします。そこで、さっそく撮ったビデオをテレビで見ようと思ったとき、まず発生する障害が、「電池の残量がない」ということです。そこで電源が必要になります。
でもお客様によっては、テレビの近くのコンセントに空きがない。という可能性もあります。そうなるとさらに電源の延長ケーブルが必要……というように、実はけっこう障害が多いケースがあります。また、ビデオケーブルでテレビと接続する、という煩わしさもあります。その点、ケーブル類がまったく必要のないSDメモリーカードならこうした煩わしさとは無縁というわけです。
弊社のビエラは、「大画面」で「フルHD」をどんなお客様でも安心して使えるよう「キレイで」「便利で」「簡単に」といった思想のもとに開発を行なってきました。ビエラを購入いただいた老夫婦から、「デジカメの写真やビデオも大画面ですぐに見られるから、別の家で暮らしている孫が、今までにも増して遊びに来るようになった」というお話をお伺いしました。テレビはご家庭の中心にありますので、こうした一家団らんのお役に立てる製品作りを心がけているのです。
── もうひとつの、LANを使ったリンクについてもお聞かせください
山口氏 まず、ドアホンについては、テレビを見ながら訪問者をチェックできるのがメリットです。呼び鈴が鳴って、席を立ち、室内モニターホンまで歩いていって確認する、という手間が省けます。訪問者が知らない人、対応しなくてもいい相手であればそのまま視聴を続ければいいし、対応する場合は録画を始めるなどの操作ができます。また、ドアホンの映像はディーガに録画することもできます。これも、キレイな大画面を邪魔されずにお楽しみいただければ、という考えです。
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| ドアホン(左)は、ドアホン用PLCアダプター(右)経由でビエラにつながる | ||
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| テレビの視聴中にドアホンが鳴ると、テレビの子画面にドアホンの映像が表示される(左) |
山口氏 LANでいいますと、あとは「アクトビラ」ですね。大画面で(MPEG-4 AVCフォーマットで配信される)ハイビジョン映像も楽しめる「アクトビラ・ビデオ・フル」に対応しています。フルでない「アクトビラビデオ」の場合は、小さい画面で、標準画質になってしまいます。せっかくの大画面テレビですから、やはり大画面のキレイなハイビジョン映像を楽しんでいただきたいですね。
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| アクトビラビデオの場合、テレビの画面内の小画面で番組を視聴することになる。~フルは全画面で視聴できる | ||
── 他メーカーの機器とのHDMI連携はどの程度対応されているのでしょう
山口氏 ビエラリンクはすべてHDMI規格に準拠したものです。このCEC連携コマンドには大きく分けて、基本コマンドとメーカーがルールにのっとり展開可能なオプションコマンドがあります。基本コマンドは共通ですので、自動入力切替などはこの規格に適合していれば連携できます。
一方、オプションコマンドは互換性がありせんので、連携できません。もし、ほかのメーカーさんの機器と連携するとなると、まずはお互いの開発陣が連携しなければなりません。また、何もかも対応するとなると(開発の)工数が多くなり、結果として開発しにくくなる可能性もあります。これはお客様のメリットになりません。そういう観点で、HDMI規格では共通コマンドは絞られており、機器連携がさらに便利になるようなオプションコマンドを設けているのです。
弊社としては、テレビはテレビ、レコーダーはレコーダーとして、製品単体で成立していると考えています。その上で、リンク機能を付加することで、1+1=2ではなく、1+1=3にも4にもなる新しい付加価値を提供し、便利で快適な新しい大画面ライフを提案するという考えです。「すべて同じメーカーの製品を使わなければならない」という囲い込みの意識は持っていません。
── 「Let's note」など、パソコンとの連携はどうお考えでしょう?
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| 9月に発表された「Let'snote T7」 |
山口氏 Let's noteは、どちらかというとビジネスマン向けのモバイル用途がメインのノートパソコンですので、現時点では、ビエラとの連携メリットは少ないと考えています。ただし、他社のリビングパソコン(富士通の「FMV-TEO」シリーズ。関連記事)のようなものとは連携していますよ。
── ありがとうございました
「ビエラにリンク!」は、家族みんなが、フルHDを大画面で簡単に楽しめることを追求していった結果の賜物だ。写真や映像のやりとりはSDメモリーカードで、という周辺機器の展開も分かりやすく、万人が問題なく扱える機器であることは間違いない。





















