【消費電力/温度】扱いやすさも格段にアップ!
8800GTは非常に優れた製品だが、リファレンスデザインの薄型クーラーでは冷却力が不足気味になり、基板全体がかなり熱を持つという痛い欠点がある。では同じ設計をベースにした9600GTはどうなのか? そこで「ワットチェッカー」を使い消費電力を計測した。GPU温度は3DMark06のデモを1巡した後に、「NVMonitor」および「Catalyst Control Center」を使い比較してみた。
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| 「ワットチェッカー」で消費電力を計測(単位:W) |
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| GPU温度をユーティリティソフトで計測(単位:℃) |
アイドル時における9600GTと8800GTの消費電力の差は約20W。ストリーミングプロセッサーが半分になり、クロックが下がっただけでこれだけ違うというのにまず驚くが、それに加え3D描画時の発熱が17度も下がっていることに驚かざるを得ない。
9600GTの基板自体の温度も、ちょっと暖かい程度で収まっているため、8800GTのようにファン配置にもピリピリしなくてよい、というのは非常にありがたい話だ。
もしかすると「8800GS終了のお知らせ」になる?
これまでのミドルレンジGPUは「安いけど(ゲームには)使い物にならん」というのがこれまでの筆者の持論であったが、9600GTはそれをよい方向で打破したすばらしいGPUになっているといえよう。
まだ市場では初物価格がついており、時折出回る8800GTのバルク版を買った方がお買い得度は高いが、いずれ価格が下がればコストパフォーマンスも一気に上がることは間違いない。基板サイズの大型化は少々痛いが、8600GTS製品の多くがファンノイズが目立つ小型クーラーを使っていることを考えると、むしろ9600GTの方が快適に使えるのだ。
今、市場には8800GTのほかに、8800GT 256MB版や8800GSといったライバル製品が存在する。しかし、今回のテストでもわかる通り、8800GTと9600GTの実ゲームにおける性能差はアンチエイリアス等を適用しなければほぼ同格といってよく、間違いなく9600GTのコストパフォーマンスの前には風前の灯火状態。巷でよく見かける言い回しをすれば、まさに「8800GT 256MB版と8800GS終了のお知らせ」なのだ。















