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これぞ「大人のおもちゃ」

水素で走るラジコン「HY Racer」

2008年05月13日 22時44分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

 水素エンジンの特集(関連記事)では、水素を燃料とする内燃機関を搭載した自動車を紹介しましたが、世の中には水素ラジコン「HY Racer」(ハイレーサー)なんてモノもあるのです。このラジコンがデビューしたのは2005年のフランクフルトモーターショーなので、古い話題になりますが、知らない人もいると思うので紹介したいと思います。

HY Racerシャーシ
フランクフルトモーターショーでのデモンストレーションの様子

 このラジコンを制作したのは、ドイツにあるインゴルシュタット単科大学ベルニッツ工学博士を中心とした学生で構成されたチームです。ラジコンメーカーであるGRAUPNER社と自動車メーカーのBMW社がスポンサーとなり、走行可能な完成モデルを実現化しました。元々BMWが「Hydrogen Racer H2R」というコンセプトカーを開発し、ベルニッツ博士がこれのミニチュア版を作りたいとBMWに持ちかけたことからプロジェクトが始まったとのことです。

HY Racer2
扱いには多少の専門的な知識が必要になるようです

 実際に市販されている模型用のエンジンを改造し、水素を燃料として動くようにしました。1/8スケールのサイズ、カーボンFRP製のシャーシに、出力は2馬力、エンジン回転数は1000~15000rpmというスペックで、ボディのコンパクトさと相まって、かなりスピーディーかつクイックな挙動が期待できそう。なお、水素は専用のボンベに充填されます。

HY Racer3
金額を考えると、遊び用というよりは研究用ですね

 この水素ラジコンHY Racerですが、販売代理店である東新化成(株)のホームページから購入することができます。しかし、値段は199万5000円(2駆)~205万8000円(4駆)と、国産コンパクトカーが新車で買えてしまうレベル。まだ、水素自動車の市販化は先になりそうなので、一足先に水素ラジコンでそのエコっぷりを堪能したい人向けでしょうか。


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