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特集 イイ!(・∀・)テレビ ― 第1回

見せてもらおうか、ハイビジョンの実力を! 麻倉怜士が「逆襲のシャア」を斬る

2008年06月02日 16時00分更新

文● トレンド編集部、語り●麻倉怜士

麻倉氏
BDだけでなく、BSを中心にハイビジョンの楽しさを伝える番組が増えてきたと麻倉氏は話す

ドキュメント性や人間性をディープに掘り下げてきた放送

── ハイビジョンという観点では、放送も重要なソースと言えそうですが。

麻倉 放送の話もしておきましょうか。番組内容が非常に良くなっています。地デジに関しては、「軽薄短小総合デパートそのまま」なんで、それほどではないんですが、BSのスターチャンネルとかWOWOWとかは素晴らしい映画作品をハイビジョン画質で提供していますし、NHK・BShiにもNHKらしい力の入ったコンテンツがある。このへんがハイビジョン放送の魅力をすごく上げてると思うんですね。

 従来の放送は「情報性がメイン」だったんですが、ハイビジョンになってから芸術性とか、深いドキュメント性であるとか、人間性であるとか、そういうものをディープに掘っていく番組が増えてきました。

 典型的なのが映画で、最近放送された「007」なんかは、昔のフィルムを4K、2Kでスキャンして、画像修復まで施しています。画素と画素の間を補完して、情報量も上げてるので、従来ボケっとしていたものがハッキリとしてくるんです。劇場で見たとき以上の感動性があるものとしては、これ以外にも「2001年宇宙の旅」とか「アラビアのロレンス」とかがありますが、本当にキレイですよね。


音楽番組も面白い

 あとは音楽番組。クラシックが特にいいですね。NHKのBSで、今年の3月にベルリンフィルの大特集をやって、4月はカラヤンの大特集をやって、5月はオペラの大特集があった。しかも5.1chで、朝から晩までぶっつづけでやるんですよね。編成方針もハイビジョンのディープさを活かしている印象です。

 これ以外にもBSジャパンで「モントルージャズフェスティバル」の中継がやっていましたし、再放送ですが「響きのスコア」という楽器のメイキングの話もあった。BS-iの「music tide」のように1曲を1時間かけて研究する番組もある。

 ハイビジョンならではの「こってり感」「ディープ感」「探求型」の番組が増えてきました。こういうのは今までBSにも地上波にもなかった。ハイビジョンの持っている表現力、臨場感、リアリティー、そして音のよさやマルチチャンネルを生かしたコンテンツが出てきているんですね。

 これをBDで落として、コレクションするというのは現代人に許された最高のエンターテインメントだなと。

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