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シマンテック、次期製品でゼロインパクトを目指す

2008年06月26日 20時10分更新

文● 高橋暁子

 「セキュリティーソフトは重くてじゃま、面倒くさい」 そんな感想を持ったことはないだろうか? 検出性能の高さや、スパムや個人情報流出といった機能の豊富さを中心に進化を遂げてきたセキュリティー製品だが、「ノートン」シリーズで有名なシマンテックはこの秋の新製品で、従来のファットなアプリケーションとは別の方向の進化を考えているようだ。

シマンテック
シマンテックは、Norton 360やNorton Internet Securityの開発で知られるメーカー


遅いセキュリティーソフトという常識を覆す


 来日した同社コンシューマプロダクトシニアディレクターのデイブ・コール氏は、「セキュリティー製品の負荷は問題。ユーザーが他社の製品に乗り換える大きな理由となっている」と話す。

コール氏
米シマンテックのデイブ・コール氏

 これまでもシマンテック製品は、パソコンのパフォーマンス低下をできるだけ抑える「ローインパクトのセキュリティー」を志向してきたが、ユーザーの使用環境にまったく影響を及ぼさないほど軽量とは言えない面があった。

 コール氏は今年後半に登場する2009年版の製品では、「ゼロインパクトのセキュリティー」を目指すと言う。具体的な内容に関してはノーコメントを貫いたが、スキャン範囲を細かくカスタマイズするといった工夫を通じて、システムに対する影響を劇的に少なくするというのが主旨のようだ。

 なお、国内のセキュリティー製品ではソースネクストの「ウィルスセキュリティZERO」(更新料ゼロ円)が話題を集めた。しかし、シマンテックではマーケティング的な用語としてゼロを利用する意向はないようだ。

 「ゼロインパクトという言葉は社内用語なので、実際にリリースする時はこの言葉は使わない。あくまでも開発プロジェクトのミッションとしてゼロを掲げるようになっただけだ」(コール氏)

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