さて、連載企画第二回目はレンズ選びがテーマだ!レイヤーさんを魅力的に撮影するにはどのようなレンズを使えばいいのか、さらに特殊効果を狙うには……と、またまた独断と偏見の藤山節が冴え渡るッ!!
カット#01では、おもにカメラ本体の説明をした。しかし、レンズがなけりゃカメラとして機能しないし、コスプレ撮影においてはレンズ選びがかなり特殊だ。
今回はコミケのコスプレ広場という、もっとも過酷な戦場に対応すべく、会場の見取り図などを交えて実際にさまざまなシミュレーション演習を行って行きたい!
モデルの女の子が調達できなくても大丈夫だ! キミの家に必ずあるアイテムを使って、写真の腕を磨くのだ!
コスプレ広場を舐めるなよ!
まずはこれまで我々の戦場となっていた、東京ビッグサイトの西館屋上コスプレ広場の見取り図を見て欲しい。今年の夏のコミケからは、レストラン街の庭園がコスプレ広場となるが、これについては過去の事例がないため、予測される情報を後でまとめて紹介しよう。ドリームパーティーなどとあわせて開催されるコスプレイベントは、おそらく従来どおり西館屋上が利用されるので、作戦を立てる際の情報として利用して欲しい。
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| 西館屋上のコスプレ広場 戦場マップ |
午前中は、西館の企業ブースで頒布品をゲットするための待機列が、コスプレ広場まで広がっている。また花壇より下側は、休憩所となっているため、このエリアでの
地図を見て分かるとおり、最大スペースは、137m×43mなのだが、企業ブースの待機列がはける13時ぐらいまでは、ピンク色で示した45m×21m程度のエリアしかない! サイズは競技用の50mプールと同じぐらいしかなく、北島なら平泳ぎで27.65秒で泳ぎきるサイズだ。
ここにコスプレイヤーさん6000人(コミケアフターレポート73の更衣室登録数より)と、それ以上のカメラ小僧が集まるのだ! ただし、実際には更衣室でコスチュームに着替えた全員がコスプレ広場に集まるわけでない。また開場から徐々に人が集まり、人の入れ替わりもある。
とはいえ、それだけ多くの人間が13時ごろまでは、プールのサイズにひしめき合うので、レイヤーさんとカメラの距離は2m、下手すりゃ1.5mも取れないのだ!
そこで問題になるのが、レンズである。レンズは、焦点距離でどのぐらい広い範囲の撮影が可能かが決まる。撮像素子35mmフィルムサイズ換算で50mmが人間の視野角とほぼ同じで、それ以下だと人間の視野角より広い範囲を撮影でき、100mm、400mmと値が大きくなるほど視野角が狭く、望遠レンズになっていく。
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| 焦点距離が短いほど広い範囲を撮影できるため、レイヤーさんに接近していても撮影できる。まずは水平撮影範囲 |
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| お次は垂直撮影範囲だ |
さてここで、旅行やイベントのスナップ写真を撮ったシーンを思い出して欲しい。全身をファインダーの中に収めようとしたとき、カメラは何mぐらい先にあるだろうか? おそらく3mあるいはそれ以上じゃないだろうか? コミケのように1.5mしか離れていない場合、全身が写せないのだ!
そこでモノを言うのが、35mm以下の広角レンズだ。これなら人間の視野角より広いので、レイヤーさんに近づいていても、全身をカバーできる。レイヤーさんとカメラの距離が1.5mという、超接近戦を強いられるコスプレ広場においては、広角~超広角レンズが戦況を有利にする。
もしレンズとセットでデジタル一眼レフを新しく配備する場合は、できるだけ広角側に強いズームレンズを選べ! 何かと望遠側に強いズームに目が行きがちだが、コスプレ撮影で100mm以上を装備していっても、ナイフで戦うような接近戦で、バズーカをブッ放すようなものである。
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| こんなバズーカを持っていてもコスプレは撮影できない! |
13時ごろを過ぎると、パイロンで仕切られたコスプレ広場は、除々に137m×43mというフルサイズのコスプレ広場になる。が! レイヤーさんたちやカメラ小僧も勝手知ったるで、この時間から多く集まるので、人口密度は変わらない。結局、コスプレ撮影は始終接近戦なのだ。
カメラマン小林の俺にも言わせろ! 「ターゲットをハッキリさせる」
会場に来ているレイヤーさんたちを、一枚でも多く写真に撮影するのが目的なのであれば、囲みで撮影しようがかまわないだろう。もし少しでも自分の中にあるイメージに近い作品を撮影したいのであれば、ある程度ターゲットを絞らないといけない。ターゲットのレイヤーさんが人気者でどうしても1対1の時間を作れないようであれば、その場では撮影することより相手に自分のイメージを伝えることに時間を使い、後で作品撮りの約束を取り付けるだけでもいいだろう。
コスプレ広場がフルサイズになると、段差を使って煽りや俯瞰の撮影が可能になる。タマ姉をはじめとした姉キャラや格闘系、ドSキャラは段の上に立ってもらい、下から煽りでの撮影が基本。
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| レイヤーさんを段の上に、自分は段の下から煽りで狙う | ||
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| 歯が少し見えるニッ!という冷ややかな笑いもあり。また目線なしでも虐げられた感を演出できる | ||
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