2008年08月15日更新
埼玉県の地下には、東京ドームのグラウンドと同じくらいの広さの巨大空間がある。ギリシャのパルテノン神殿を彷彿とさせる地下建造物「首都圏外郭放水路」だ。この巨大施設には、地下という悪条件の中でもコンピュータが多く利用されたという。この巨大施設の運用管理を聞く!
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「首都圏外郭放水路」があるのは、埼玉県の東部に位置する春日部市。江戸川と中川、大落古利根川が流れる低平地だ。東武野田線の南桜井駅から車で5分ほど走ったところに、地下建造物への入口はある。入口は、キャッチボールやサッカーができるグランドの端にあり、東京ドームほどの大きさの地下空間に繋がっているとは想像しにくい、コンクリートの小さな建物だった。
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中に入ると、すぐに地下へと階段がのびている。蛍光灯の光りで青白く照らされた階段を降りていくと、次第に気温が下がっていき肌寒く、湿気が多い場所特有のカビ臭さが鼻につきはじめる。そして階段を降りること116段、その空間が姿を見せた。
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太い柱が巨大な地下空間を支えている。見た目はパルテノン神殿を彷彿とさせるものだ。長さ177m、幅78mで床面積が13万3000平米、天井までの高さは18mという空間は、目の前にしてみると想像以上に巨大で、ただ圧倒される。また、いくつもの柱が天井に向かい伸びている姿や空間の静寂さが、どこか神秘的でさえあった。
施設内のこの場所は「首都圏外郭放水路」の「調圧水槽」という場所で、見学会が行なわれている人気の社会見学スポットの1つでもある。(見学会情報)
(次ページ、「巨大地下建造物が水害から市民を守っている」へ続く)