この新ビジネスに学べ! ネットの開拓者たち ― 第4回
激戦のグルメ界を勝ち抜いた後発サイトのスピード戦略とは?
食べログ.com(http://tabelog.com/)
2008年09月01日 12時00分更新
食べログ.comのビジネスモデル
常連ユーザーを確保することと
ユーザーの要望に一週間で応えること
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後発の食べログ.comで、先行するアスクユーやライブドアグルメを追い抜くために必要なことは2つあった。ひとつはレビューを次々と書いてくれる常連ユーザーを確保すること。ライブドアグルメは数十万PV /日もあるサイトだったが、数えてみると頻繁に書き込む常連ユーザーは500人しかいなかった。「たった500人でこんな大きなサイトが成り立つのか」と驚き、同時に「500人なら自分でも集められる」と考えた。そこで友人に声をかけたり、めぼしいブログのコメント欄に書き込んだり、先行サイトのメッセージ機能を使って勧誘までした。
もうひとつのポイントは、サイトの改善や機能追加のスピード。いくらユーザーを集めても、食べログを気に入ってもらえなければ、すぐに離れてしまう。そこで食べログ内に設置した掲示板に書かれたユーザーの要望に対して、簡単なものは即日、遅くとも1週間で対応するようにした。信頼できるエンジニアを食べログチーム内に置いたことでこれが実現した。現在チームのメンバーは13人に増えたが、今でもエンジニアが占める比率が高い。さらに昨年は開発環境をウェブアプリのプラットフォームとして定評がある「Ruby on Rails」に置き換えた結果、開発スピードがさらに加速した。
「ほかのサイトは特集記事を作ることも多いけど、僕はユーザーにコンテンツを作ってほしい。だから編集者や営業よりもエンジニアを増やしたい」と村上氏は言う。
そもそも運営に人員をかかえないモデルなので、一般的なバナー広告とマッチング広告だけで黒字化を達成できた。それに加えて、飲料品のキャンペーンやデジカメのモニター企画などの企画広告も入るようになってきた。
取材:2008年4月15日(名称・数字・肩書・サービス名などは取材当時のものです)
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筆者紹介──根岸智幸(ねぎしともゆき)
1963年生まれ。アスキーのPC雑誌の編集長をつとめる合間に、レストランのクチコミコミサイト「東京グルメ」(現ライブドアグルメ)を構築。現在は独立し、有限会社ずばぴたテックとして、「本が好き!」など、ウェブコミュニティの企画・開発・運用を請け負っている。














