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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第37回

写真入門にふさわしいケータイカメラ

2008年09月04日 16時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

NTTdocomo SH906i
【今週の1枚】広角のカメラで撮影した美しい液晶画面で撮影・閲覧できるSH906i。シャッターボタンを押すたびキレイに切り取られる風景に、写真を撮るのが楽しくなる1台

 今回の話題はSH906iの広角カメラ。

 ケータイのカメラについては過去にもCybershotケータイ(関連記事)でもご紹介しているが、この端末のカメラで写真を撮ってみると、僕が2004年にデジタル一眼レフを持った時のことを思い出した。

 SH906iのカメラは豪勢だ。5.2メガピクセルオートフォーカス付きの基本スペックに、6軸手ブレ補正、被写体ブレ補正、顔検出機能、パノラマ撮影機能と、多彩なシーンモードを備える。スペックを見ると、コンパクトデジタルカメラに比べても遜色ないことがよくわかる。

広角カメラの威力は、身近にあるモノを撮影するときに発揮される

 これに加えて、ケータイならではの機能として、撮影した写真をすぐにメールやブログにアップロードすることもできるし、撮影した画像からデコメ絵文字を作成してメールに使うことも可能。ちょっと写真にこだわりたいユーザーも納得のスペックだ。

 もしSH906iと共にデジタルカメラを持つとしたら、もはや一眼レフカメラ以外に選択肢が残されていないのではないか。それぐらいの充実度を誇るカメラ機能なのである。

 しかしこのカメラで僕が一番着目しているのは、充実した撮影機能ではなく、29mm相当(35mmフィルムカメラ換算)のレンズを搭載している点だ。ズームはできなくてもいい。広角のカメラがポイントなのだ。このケータイで写真に興味を持つと、一眼レフカメラを持った時にはすぐにいい写真が撮れるようになるかもしれない。

タッチパネルを生かして撮影メニューのアクセスも手軽。画面を横になぞるとズームの操作も行える

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