デジタル一眼2台、コンデジ1台を抱えて野山を駆けずり回る
── 昆虫エクスプローラを始めた目的を教えてください。
川邊 中学の頃から昆虫を中心に生き物の写真を撮っていたんですよ。そういった写真と自作のイラストを見てもらうために「いきものラビリンス」というサイトを作りました。「昆虫エクスプローラ」はその1コーナーだったんですが、しばらくしてアクセス解析すると、トップページよりも昆虫のページに直接訪れる人がはるかに多かったんです。なので、以降は昆虫のコンテンツを重点的に充実させていきました。就職してから中断していた昆虫写真も復活して。
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| 「園長」こと川邊 透氏。お子さんが小学生の頃はよく一緒に野山を訪れていたという。「今は(子どもは)高校生と中学生になって昆虫を卒業しちゃいました。親だけが卒業していないという状況です」と笑う |
── では、今も頻繁に撮影しているんですか。
川邊 そうですね。特にたくさんの昆虫が活発になる夏場は、勤務先が休みになる水曜日に毎週野山を駆け回っています。昨年の秋に転勤があって大阪から東京へ移ったのですが、今の住まいなら山梨県にも日帰りで行けるんですよ。山梨県は東西の昆虫が混在しているので、たくさんの種類の昆虫が撮れるのがいいですね。
── カメラは、やはり一眼レフデジカメを使っているんですか。
川邊 今はキヤノンの「EOS Kiss デジタル」を2台と、コンパクトデジカメを1台持っていきます。EOS Kiss デジタルのひとつはマクロレンズを装着して、もう一台は望遠と広角が撮れるズームレンズを付けていますね。昆虫は見付けたらパッと撮らないといけないから、レンズを交換している暇がないんですよ。
そうやって複数のカメラで撮影して、一番いいものを選んでサイトに載せています。朝から夕暮れまでシャッターを切って、だいたい1000枚くらい。データ容量にすると5~6GBになりますね。だから最近は大容量のHDDが安くなっているのがすごくありがたいです(笑)
── そこまでさせる「昆虫」は一体どんな魅力があるのでしょう?
川邊 何というか、造形と動きの面白さを強く感じますね。たとえばコガネムシやハチ、ハエ、カメムシなどの細かい造形は、近寄ってはじめて分かるんです。それでしばらく観察していると、不思議な動き方をするわけです。ハエの仲間を見ていると、手旗信号みたいに足を動かしたりするんですよ。同じ種類で同じ地域にいる虫でもそれぞれ違う動きをしていたりして。そういうのを追っていると、本当にきりがないですね。
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