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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第45回

なぜヒトはケータイでカラオケをするのか?

2008年10月30日 19時30分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

防水ケータイとベストマッチのヒトカラ


 ヒトカラとは、セガがケータイ各キャリア向けに展開している無料カラオケサービスである。

「利用頻度は全ユーザー平均で1日1曲程度になりますが、ハマる人がかなりハードに使っているようです」と述べるセガの三澤氏

 通信料はかかるが、会員登録をしてアプリをダウンロードすれば、約4万3000曲の中から好きな曲が歌い放題だ。さらに毎週新曲が追加される。

 曲の進行に合わせて歌詞をハイライトしてくれたり、巻き戻し、歌い直し、スピードやキーコントロール、ボリューム調節など、業務用カラオケの機能は一通り揃う。

 ヒトカラはケータイ向け勝手サイトとして2007年9月にサービスをスタートした。2008年1月に50万人を達成し、サービス開始から1年たった2008年9月には150万人を突破するなど、急速にユーザー数が増えている。セガのモバイル統括部の三澤浩一氏は、ユーザー動向をを以下のように解説する。

「10代のユーザーが約6割、20代が3割、それ以上が1割という構成になっています。利用目的はカラオケの練習が35%と圧倒的に多く、歌詞のチェック(33%)、歌って楽しむ(28%)と続きます。また利用する場所は自分の部屋・友人の部屋が約70%。クルマの中が15%と続きます。最近では風呂場で防水ケータイを使う人も増えているようです」(三澤氏)

 確かにケータイカラオケがなくても、風呂場では歌を歌いたくなる。あの何ともいえないエコーがかかる感じと、1人の空間。ついつい鼻歌から始まって、あやふやな歌詞で歌を歌っている自分にふと気付くことがある。防水ケータイでヒトカラを持ち込めば、歌詞もあやふやにならずきっちりと1曲歌うことができるというわけだ。

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