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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第121回

何かをしている猫の横顔が素敵

2009年10月02日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

しっぽをぴんとたてているところがなかなか凛々しい。例によって地面スレスレから撮ったカットだ。ちょっと顔がまぶしそうだけど、青い扉の前でとまってくれたので色鮮やかなカットになった(2009年2月 キヤノン Powershot SX1 IS)

 猫写真って、ついつい顔がこっちを向いた瞬間を撮りたくなるじゃない。身体ごと正面から撮ったり、こちらを振り向いたところを撮ったり、わざわざ目線をもらうために指先をひらひらさせて呼んでみたり。

 でも、たまには真横からの写真もいいものである。真横から猫の全身を捉える。目線はなくていい。むしろ、撮ってる人のことなんて無視して、やりたいことをやってる感が出る方が猫っぽい。目線がない方が、そのときの猫をあれこれ想像できて楽しい。

 というわけで、今回は猫の横顔特集。横からの写真だけを集めてみた。顔がまったくないのも寂しいので、冒頭の1枚だけはこっちを向いた瞬間にしたけど。

 猫って身体をそらせてストレッチしたり背中を丸めたり、身体がやわらかいのをいいことにいろんなポーズを見せてくれるけど、そういうのはあえて外してみた。

 ではまず歩く猫から。

一目散に歩いていく黒いシマシマの猫。何かを見つけたらしい(2008年9月 ニコン D40X)
一目散に歩いていく黒いシマシマの猫。何かを見つけたらしい(2008年9月 ニコン D40X)

 目的に向かって一直線に歩くワイルドな猫を見つけたのでとっさに流し撮り。音も立てず早足で、って感じが猫っぽい。

そろそろっと塀の上を歩くところなんかが猫っぽくて凛々しくていい。望遠で思いっきり背景をぼかしてみた(2008年11月 ニコン D90)
そろそろっと塀の上を歩くところなんかが猫っぽくて凛々しくていい。望遠で思いっきり背景をぼかしてみた(2008年11月 ニコン D90)

 対して、細い塀の上をゆっくり歩く猫。足を踏み外さないようにそーっと歩いてる感じ。妙に顔が真剣。

 そそくさと急いでる姿より、こんな風にちょっと周りを警戒しながらゆっくり歩く方が猫らしさを感じて好きかも。音もなく忍び寄る感じ。

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