GPU温度&消費電力
続いては、GPU温度と消費電力をチェックしてみよう。OSが起動してから30分放置した状態をアイドル時、PCストレスツール「OCCT」にて1920×1200ドットにてGPUテストを20分実行したものを高負荷時としている。室温は、19℃で、PCケースに組み込まないバラック状態でテストを実行。GPU温度はモニタリングツール「HWMonitor」、消費電力はワットチェッカーにて計測した。
GPU温度は、各カードによりGPUクーラー、およびファンコントロールが異なるため、参考程度となるが、HD 5970は、やはりHD 5870などに比べると若干高めとなっている。実用上問題ないレベルに収まっているが、高負荷時のファン騒音は比較したモデルの中でもっとも大きかったことは付記しておきたい。
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| CPU温度(単位:℃) ←better |
続いてPCシステム全体の消費電力を見てみよう。HD 5970の消費電力は、アイドル時、高負荷時、ともにGTX 295よりも低く、パフォーマンスを考えてもかなり優秀だ。HD 5850やHD 5870より高くなるのは仕方ないものの、アイドル時の消費電力は2GPU搭載製品とは思えない低さを実現している。
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| 消費電力(単位:W) ←better |
入手性に難があるものの
購入しても失敗はない鉄板ハイエンド製品
思えば、ATI Radeon Xシリーズで、かなりNVIDIAに苦戦を強いられ、ATI Radeon HD3000シリーズで、NVIDIAの背中を捕まえ、ATI Radeon HD 4000シリーズで、ようやくミドルレンジで互角に戦えるようになった。そして、Radeon HD 5000シリーズでハイエンド分野で、文句なくNVIDIAを突き放すことに成功したのは、往年のATIファンにとって嬉しいことだろう。また、Windows 7の登場により、DirectX 10.1対応のHD 4000シリーズ搭載製品に大いに意味を与え、さらにDirectX 11対応となるHD 5000シリーズは次世代ゲームプラットフォームを支えるのに十分な性能を持っている。その最高峰となるHD 5970は、パフォーマンスは十分、価格に見合うだけの価値がある。
とはいえ、現在は入手に難があり、いくらハイエンドと言えども8万円を超える価格は、そう簡単には手が出せない人も多い。北米での想定売価は599ドル(88円換算で5万2000円程度)なので、実売6~7万円であれば、納得できるハイエンド製品として、HD 5970はおすすめだ。
ともかく、ATIにはNVIDIAが足踏みしている今、がんばって流通量を増やして貰いたいと願うばかりである。
お詫びと訂正:グラフ内のGPU名に一部誤りがありました。訂正してお詫びします。(2009年11月29日)
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