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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第132回

ソニー「WX1」でパノラマ猫写真!

2009年12月18日 17時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

裏面照射型CMOSセンサーのアドバンテージ

 WX1のCMOSセンサーは高感度なだけではなく、高速連写が可能なのもウリのひとつ。それを利用した面白い機能が2つある。

 ひとつは「人物ブレ軽減モード」。ISO感度を上げて1回のシャッターで6枚を高速連写し、それを合成することでノイズを約半分に抑えた撮影ができる。もちろん相手は人物じゃなくてもOK。

 しかも、連写中に相手が動いたりカメラがブレていて合成に使えないものがあったら、それは無視してくれるので、うまく撮れればノイズが少ない写真になるし、失敗しても普通の高感度で高速シャッターで撮った写真として残る。実は室内で猫を撮るのに便利なのだ。

またもや恵比寿の猫カフェ「ニャフェ・メランジェ」にて。ソファの上で子猫がだきあって寝てたので真上からそっと撮ってみた。ISO 3200の1/200秒だが、連写したものを内部で合成してノイズを減らしてるのでコンデジの高感度とは思えない画質で撮れるのだ(2009年12月 ソニー サイバーショット WX1)
またもや恵比寿の猫カフェ「ニャフェ・メランジェ」にて。ソファの上で子猫がだきあって寝てたので真上からそっと撮ってみた。ISO 3200の1/200秒だが、連写したものを内部で合成してノイズを減らしてるのでコンデジの高感度とは思えない画質で撮れるのだ(2009年12月 ソニー サイバーショット WX1)

 きれいに巴状に抱き合って寝てる猫を、「人物ブレ軽減モード」で撮影。室内でも高速シャッターで撮れるし、こんな風にじっとしてる猫ならノイズの少ないきれいな写真が撮れるのだ。

 もうひとつは「スイングパノラマ」。カメラを回しながら高速連写し、それをパノラマ写真として合成してくれる機能だ。

 ちなみに室内できれいにパノラマを撮るにはコツがある。それはスイング時の回転軸だ。カメラを手にもって自分が回転すると、近距離の被写体がうまくつながらない。理屈では「レンズの中心部を軸に回転させる」必要があるからだ。そうしないと遠景はよくても(遠景なら多少のズレは誤差の範囲)、近景でズレちゃう。

 でもそんなことは考えずに気軽にパノラマを撮りたい。そこで秘技をひとつ。

 左手の人差し指と親指でボディのレンズの上下にあたる箇所(電源スイッチのちょっと左あたり)を挟むように持ち、それを中心にくるりと回転させながら撮るのだ。

 そうすると回転軸が理想にちょっと近づくので、室内でもきれいにパノラマ写真を撮れる。三脚やパノラマ撮影用の設備なんていらない。WX1を持っている人はぜひお試しを。

「ニャフェ・メランジェ」内で、カメラを斜めに回転させてスイングパノラマしてみた(2009年12月 ソニー サイバーショット WX1)
「ニャフェ・メランジェ」内で、カメラを斜めに回転させてスイングパノラマしてみた(2009年12月 ソニー サイバーショット WX1)

 肝心の猫はソファの上にしか写ってないけどご勘弁。ともあれスイングパノラマは面白い!


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は12月26日掲載予定



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